竹林は宝の山!

みなよし稲生

2010年05月17日 17:25

出水で、筍の加工工場にお伺いし、
社長から筍・竹林に関わることについてお聴きしました。
鹿児島は、全国一の竹林面積を有していますが、
鹿児島の筍ブランドは、残念ながら確立していません。
同社は、宮内庁御用達を誇る企業ですが、
ここまで来るのに45年もかかったとのことです。
1町(1ha)あたり、150~200万円の収入が見込めるそうです。
また、竹の皮を含め飼料・肥料など捨てるところがなく、
乳牛に食べさせると、2割も乳の出が良くなるとのことです。
竹の効用は、まだまだ開発の余地がありそうです。
竹林整備は、6年位で伐採しその竹を土留め及び滑落防止用に柵を作る作業を行い、肥料も散布します。
箒で掃くなどきれいに整備された竹林からは、
11月~4月の間、収穫でき、11月の出物は高値が付くそうです。
国・自治体も、雇用対策を兼ねて竹林整備をはかっていますが、
まだまだ不十分といえます。
国・自治体・民間が一体となって、竹林整備、導入路整備、傾斜面保護などはかることにより、放棄されたような竹林が生かされ、まさに「宝の山」と変貌するのではないでしょうか。

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