「子どもは世界の宝物」です。
11月1日、出水で行われた「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)が問いかける社会と題した講演会に参加した。
講師は赤ちゃんポストが設置されている熊本の慈恵病院の看護部長、田尻由紀子さん。
2007年5月に「赤ちゃんポスト」は設置された。24時間体制の相談窓口、事後のケアなど大変な苦労されていることを知った。今まで17人の赤ちゃんがポストに入り、「里親になりたい、養子にしたい」と244件の問い合わせがあったとのこと。国の社会福祉政策を抜本改革し、「生みたくても産めない」社会ではなく、「一人ででも産める」社会をつくらなければならないと心から思った。
若者への「いのちの教育」なども含め、赤ちゃんポストが無くなる社会をつくらなければならない。「子どもは世界の宝物」ですから。