松本大臣との視察を終えて。

みなよし稲生

2011年01月31日 15:39

◆新燃岳噴火被害視察 
 29日、松本防災担当・環境大臣とともに都城市夏尾地区の降灰被害を視察してまいりました。現場は4~5cmほど灰が積もり地域全体が灰に埋まってるように見えました。
 松本大臣は「見てきたが大変な状況で、我々もしっかり取り組んでいきたい。何かあれば何でも言ってください。」と述べ、活動火山対策特別措置法の降灰防除地域の指定等、もしくは激甚災害の指定をの要望に対し「とにかく作業を進めていただきたい、(指定条件において)出来ることできないこと色々ありますが、しっかり見ていきます。」と答え視察を終えました。

◆鳥インフルエンザ対策 
 30日、昨日に引き続き松本大臣と出水市役所を訪問、同市市長と鳥インフルエンザ対策について意見交換をいたしました。
 はじめに松本大臣は「初動の対応が大事、精神的苦痛をも伴ったと思いますが、すばやく対応していただき大変ありがたい。」と対策にあたられた方々の労をねぎらい。費用等に関して「ルール等ありますが、特別交付税措置をこうじる段取りをつけています。」と力強い答えをいただきました。 また今後について「アジア各国での情報共有、日中韓を手始めに準備中、春先ごろから学術調査や情報交換を進めていきたい。」と述べました。
 確かに、鳥を媒介として感染する鳥インフルエンザは日本国内だけの防疫では不十分です。近年、アジアの新興国では外貨手段として鶏肉の輸出が大幅に伸びてきました。しかし、大幅な輸出の伸びに対して衛生管理が追いついていない状況にあります。こういった状況に対応するためにアジア全体の防疫体制の整備が緊急の課題となっています。