普天間問題で、テニアン島に行く!

みなよし稲生

2010年04月30日 19:16

 鳩山政権が、普天間の海兵隊基地の移転問題で苦悩しています。私たち民主党鹿児島県連は、いわゆる徳之島案なるものの白紙撤回を総理に求めました。しかし、報道では、辺野古案の修正と徳之島案を軸に動いているやに書かれています。このままでは政権が危機的な状況になってしまうとの悲壮な思いで、テニアンに5月7~9日の日程で訪問します。

 テニアン島は、北マリアナ諸島のリゾート地サイパン島の南8kmに位置し、かつて、スペイン、ドイツ、日本の領有から、先の大戦でアメリカの自治領となった所です。先の大戦で、B29による空襲や広島・長崎への原爆投下の出撃拠点であった島です。同自治領知事及び議会は、普天間の海兵隊をテニアンに移設を日米両政府に求めています。

 そもそも海兵隊の軍事的抑止力は、元内閣官房副長官補(元防衛庁官房長、元防衛研究所所長)柳沢協二氏が言われている「海兵隊はいつでも、世界のどこへでも出動する。特定地域の防衛に張り付くような軍種ではない。したがって『沖縄かグアムか』という問いに軍事的正解は存在しない。それを決めるのは、抑止力をいかにデザインするかという政治の意思だ」「米当局者もアジアの多様な課題には海兵隊が必要だと言う。だがそれは沖縄でなければならない理由にはならないし、本来の抑止力でもない」と国外含めたあらゆる可能性を政治の場で徹底協議し、日米の協議を重ねていかねばならない、と私は考えています。

 そのような中で、大いなる可能性を持っているのが、「テニアン島」だと思い、日本の国難を乗り越えるため、川内ひろし議員等と行って参ります。帰国後、ご報告をさせていただきます。